ヒマラヤ水晶~ネパール 2ネパール産のヒマラヤ水晶では、ガネーシュ・ヒマール産が主流ですが、 そのほかの山域からも美しい水晶が産出します。 最近では、WEBショップでも徐々に見かけるようになってきました。 ネパール産(2) ■カンチェンジュンガ・ヒマール(Kangchenjunga Himal) ■産地について ヒマラヤ山脈の中央、「ネパール・ヒマラヤ」の最も東にあり、インド、チベット(中国)との国境に位置する。 世界で3番目に高いカンチェンジュンガ主峰(8,586m)をはじめ、西峰(別名ヤルン・カン=8,505m)、中央峰(8,478m)、南峰(8,476m)などの8,000m級の山々が連なる山域。 カン(雪山)・チュン(大きい)・ジュ(宝)・ンガ(5)……つまり5つの宝庫をもつ偉大な雪山という意味になるのだそうで、現地の発音では、「カンチャンジェンガ」の方が近いらしい。 ■カンチェンジュンガ産水晶についての個人的考察 特徴を箇条書きにすると以下のようになります。 ●スイス産のような透明感 ●すっきり伸びた細い結晶のクラスターが多い ●クローライトがほとんど見られない ●小ぶりなものが多い (大ぶりな単結晶は少ない) 透明感のある結晶が多いが、白く濁ったものや、天然コーティングによって黄色く見えるものも多くなってきたらしい。 ガウリシャンカール産に匹敵するスモーキーも希にあるらしい。 ガネーシュ・ヒマール産に比べて流通量は少なく、今後もっと流通するようになれば、違うタイプも出てくるだろう。 ↑クリアなクラスタータイプ。小振りなものが多い ↑太め結晶タイプ。白く濁りが入ることが多い ↑天然コーティング・タイプ。つまりヒマラヤのゴールデンヒーラー。 また、カンチェンジュンガからは、美しいアクアマリンも産出する。 ↑アクアマリン付きもある。 ■ガウリシャンカール (Gaurishankar) ■産地について ロールワリン・ヒマール山群に属す山で、標高は7135m。 1951年にはイギリスの登山隊が「雪男の足跡」を発見している。 また、ガンジス平原では世界で一番高い山として言い伝えられ、古くからその名を知られた山でもある。実際、1855年から20年近く世界最高峰と信じられていて、ネパール語でも「世界最高峰」という意味であるという。 ■ガウリシャンカール産水晶についての個人的考察 ガウリシャンカールといえば、ネパール産水晶ではめずらしい、 はっきりとした色合いのスモーキーの産地。 流通している量は、かなり少ないようです。 ●はっきりとしたスモーキーである(淡いものから濃いものまである ●角(エッジ)がこすれで古びた雰囲気のものが多い ●表面に土や錆のようなものが付着しているものが多い (透明感は高いようだが、表面が薄く強いものは比較的少ない) ●緑泥の内包・付着は見られない ●ずんぐりした結晶が多い ●大型の結晶は少ないらしい ●クラスターは見かけたことがない 詳しくは別館サイトのカンチェンジュンガ、ガウリシャンカールをどうぞ! もどる ●ヒマラヤ水晶が好き! ジャンル別一覧
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